ミミダニ(ミミヒゼンダニ)

ミミダニ(ミミヒゼンダニ)

ミミダニ(ミミヒゼンダニ)は、とても小さなカニのような寄生虫で、動物の耳の中に見つかります。
この寄生虫は猫に非常に多く見られ、屋外を歩く猫は特に多いです。

ミミヒゼンダニに感染した猫は、不快感があるのでひっかきます。
ミミヒゼンダニはかんたんに見つけることができます。

ミミヒゼンダニを持っている猫は、耳の中に湿った黒い泥のようなものがあります。

この寄生虫は猫の耳道の表層に生息しています。
ミミヒゼンダニは耳の中の耳垢分泌物を食べて生きています。

猫が耳をひっかいていたり頭をふっていたりしているのに気付き、
さらに黒い耳垢があったら、ミミヒゼンダニに感染していると見て間違いありません。

この寄生虫を駆除するのは重要なことです。
猫同士での感染力が非常に強いので、もし複数の猫を飼っていたら、すぐに感染します。

もし飼っている猫の1匹がミミヒゼンダニに感染したら、他の猫が感染していないかどうか、
全員を注意深く調べてください。

またミミヒゼンダニは、犬を含む他の生き物からも感染する可能性があります。
人にも感染することがありますので、治療は不可欠です。

ミミヒゼンダニは耳の中に炎症を起こします。
治療されないまま放置されると、この厄介な寄生虫は、
細菌性感染症イースト菌感染症をまねき、鼓膜が破れる可能性があります。

破れた鼓膜は猫に発作を引き起こし、最終的に耳が聞こえなくなることもあります。

飼っている猫にミミヒゼンダニがいるかもしれないと思ったら、
必ず、獣医師の診察を受けてください。


ミミヒゼンダニ予防の最善策は、猫を屋外に出さず、定期的にノミ予防処置をすることです。

獣医師の処方によるノミ予防処置がいくつかあります。
通常は月に一度で、ノミと卵を殺し、ミミヒゼンダニを防ぎます。

ミミヒゼンダニを駆除するのに耳だけを処置するのでは十分ではありません。

ミミヒゼンダニは猫から離れても生きていけるからです。
家の中、猫の被毛、猫が長い時間を過す寝具のような
生活環境にも処置を行うことが必要になります。

ミミヒゼンダニ治療で獣医師の診察を受けると、ミミヒゼンダニを殺すための点耳薬が処方されます。
通常は一日に二、三回を数日間、猫に点耳します。

治療を始める前には、猫の耳を完全にきれいにしておく必要があります。
これは家でやるより、獣医師にしてもらったほうがよいでしょう。

その後、処方薬の点耳薬を猫に投与します。
この薬はミミヒゼンダニを殺し、また二次発生を防ぎます。

ミミヒゼンダニは3週間は生きるので、その後の発生を防ぐためには、
処方された点耳薬を通常少なくとも1ヶ月は投与し続けます。
また、獣医師は治療のために注射をすることもあります。

猫のミミヒゼンダニの治療にはイベルメクチンも使われます。
これはミミヒゼンダニの治療法としては比較的新しいものです。

しかし、米国食品衛生局は、ミミヒゼンダニの治療にこの方法を認めていません。
多くの獣医師は、ミミヒゼンダニの治療にはイベルメクチンが非常に効果的であると考えています。
日本では認可されていない薬かもしれないので、獣医師に確認してください。

この薬は犬のイヌシジョウチュウの治療に使われているのと同じものです。

もしあなたの猫の耳を極力慎重に処置することができるなら、
自宅でも可能な方法があります。

しかしこの方法は、ミミヒゼンダニが耳の炎症を起こしてしまった後に行うべきではありません。
猫が耳の炎症を起こしている場合は、通常、耳からひどい悪臭がします。


炎症を起こす前のミミヒゼンダニ治療

家庭での治療には、少量のベビーオイルと、
猫の耳をきれいにするためのミネラルオイルを使用します。

少量のベビーオイルを綿棒にしみ込ませ、優しく猫の耳介をぬぐいます。

綿棒を耳道の中へ入れないように、特に注意してください。
耳道に入ってしまうと、猫の耳に深刻な損傷を引き起こします。

この治療は1日2回、最低でも一月は続けてください。

猫のミミヒゼンダニを治療している際には、どんな治療法であっても、
始める前に獣医師のアドバイスを求めることが非常に大切です。

獣医師は多くの場合、どの治療法でも本格的に進める前に、
まずテストすることを望みます。

きちんとテストしておけば、耳の炎症のように、
ミミヒゼンダニとは違う治療をしなければならない深刻な問題を起こさずに済むからです。

治療が終わった後、獣医師はたいてい、もう一度検査するので、
また猫を病院へ連れてくるように言うでしょう。

これはミミヒゼンダニを完全に駆除したことを確認し、再感染の可能性を減らすためです。

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