ワクチンが効く猫の病気
猫ヘルペスウイルス
猫の鼻気管炎としてよく知られ、世界中の猫がかかる病気です。
くしゃみ、鼻水、鼻炎(鼻の炎症)などの呼吸器症状や、
結膜炎(まぶたの内幕の炎症)などの症状を示します。
合併症を引き起こして生殖器官にも影響を及ぼすことがあります。
猫ヘルペスウイルスは、猫の上気道感染を形成し、
くしゃみや目、耳からの分泌物をもたらします。
この種の炎症の中で、猫ヘルペスウイルスはもっとも一般的なものです。
猫カリシウイルス
ウイルスによっておこる猫の病気の代表的なものです。
猫カリシウイルス感染症は比較的軽症ですが、
上気道症状、口腔内の痛み、肺炎をおこし、関節炎になることもあります。
インフルエンザのような症状ですが、深刻な合併症をおこすことは稀です。
複合感染する猫の上気道感染の1部で、猫の上気道感染の85-90%が、
カリシウイルスと猫ヘルペスウイルスによって起こります。
猫汎白血球減少症ウイルス
より深刻な、接触伝染性のウイルス性疾患で、
成猫、子猫、アライグマ、ミンクに感染します。
一般的な症状は、下痢、嘔吐、白血球数の減少、痙攣などです。
猫汎白血球減少症ウイルスは、増殖細胞、特に消化器系、リンパ組織、骨髄、
発展中の神経系統の増殖細胞に急速に侵入します。
猫汎白血球減少症ウイルスは、実際、広範に存在しており、
ほとんどすべての猫は、生後1年以内に感染の危険があります。
これは、猫汎白血球減少症ウイルスが、どんな環境にも非常に強く、
普通の殺菌剤では殺せないためです。
狂犬病
野生動物からワクチン未接種のペットや家畜に伝染します。
人間が感染することもあります。
狂犬病は感染動物の唾液、普通はかみ傷から感染し、
ほとんどが命にかかわります。
いったん動物が感染すると、狂犬病は中枢神経系に広がり、脳に炎症をおこします。
猫白血病ウイルス
このワクチンの接種は、外飼いの猫か、
もしくは猫白血病の可能性のある他の猫に接触した猫を対象としています。
感染への獲得耐性は16週齢以降に発達しますので、
子猫や若い猫に対して特に効果的です。
多くの猫白血病ウイルスワクチンが開発されています。
猫クラミジア
結膜炎をおこす病気で、猫の上気道感染の複合型を形成します。
猫クラミジアは通常、抗菌薬に反応します。
ワクチン接種は短期間の免疫性しかもたらさず、予防は不完全です。
このため接種は比較的まれで、たいていは感染を何度も繰り返す集団に対して行われます。



