猫から人へ感染する病気
猫から人への病気感染を防ぐには
絶滅されたとされるペストから、一番最近の鳥インフルエンザに至るまで、
動物から人へ感染する病気は、何百年もの間、悩みの種になっていました。
動物原性感染症として知られる多くの病気は、今も存在しています。
もっとも一般的なのは、猫ひっかき病、パスツレラ症、狂犬病、白癬、ライム病です。
現在見られることが少ないものに、ペスト、結核、ダニ麻痺症、
ハンタウイルスなどがあります。
動物原性感染症の種類と発生は、世界中さまざまです。
あなたの猫があなたや家族に病気を移すかもしれないとしても、
その危険性は比較的まれで、予防措置を講ずることができます。
病気の動物と接触した人は誰でも、感染の危険性があります。
その中でも危険性が大きいのは、特に妊婦、乳幼児、高齢者、
免疫不全患者、日常たくさんの動物と接する動物園従業員や獣医師などです。
獣医師は人間の治療を許されていません。
獣医師は動物原性感染症の可能性がある場合は、
飼い主に知らせて人間を診る医師の診察を受けるよう勧めます。
猫と接触した箇所をきちんと清潔にしていれば、
たいていは動物原性感染症を防ぐことができます。
口うつしで食べ物を与えない。
猫の口に直接キスしない。
口による接触をしない。
これだけでも、かなりの予防になります。
また猫の排泄物や、排泄物で汚れたものに直接触らないでください。
どうしても排泄物を扱わなければならない場合(汚れたカーペットを掃除するなど)は、
必ず終わったらすぐに手を注意深く、完全に爪の中まで洗うようにしてください。
ビニール手袋などをして掃除をするのが一番良いでしょう。
先に述べたように、動物原性感染症にかかる可能性の高い人がいます。
妊娠中の女性や病気の人は、猫トイレの清掃をしてはいけません。
また猫トイレの清掃をするのが誰であろうと、
終わったらすぐに手を注意深く、完全に洗ってください。
特に、汚れた猫砂からはトキソプラズマ症に感染することがあります。
この病気は妊娠している女性が感染した場合、
胎児に深刻な先天性異常を引き起こす可能性があります。
もし小さい子どものいる家庭でペットを飼うことを考えているなら、
子猫ではなく成猫をお勧めします。
よくケアされた成猫は病気になったり病気をうつしたりすることが少ないからです。
成猫を飼う場合にはトイレトレーニングに煩わされることもありません。
野良猫の場合は、どんな病気を持っているかわからないので、を家へ入れることもお勧めできません。
小さい子どもを公園の砂場や泥で遊ばせないようにしましょう。
そのあたりの猫や犬が「トイレ」として使っているかもしれません。
子どもが動物と遊んでいるときはよく注意しましょう。
口による接触をしないよう、噛まれたりひっかかれたりすることのないようにします。
安全に動物と遊ぶ遊び方を子どもに教え、近づけるのはペットだけにして、
野良犬や野良猫から遠ざけましょう。
動物原性感染症を防ぐもう1つの方法は、あなたの猫を健康に保つことです。
可能であれば、完全に部屋の中だけで飼うようにします。
獣医師の勧めるワクチン接種スケジュールを守りましょう。
ノミやダニは発生したら即座に駆除を行いましょう。
猫と家族全員の健康を確かなものにするために、
何か他にしなければならないことがないかどうか、獣医師に尋ねてください。
猫が外へ出ることを許すなら、野生動物の狩りをさせないようにしましょう。
野生動物を口にした場合は、トキソプラズマ症の原因となる寄生虫に感染する可能性があります。
野生動物や野良犬、野良猫にペットを近づけず、感染の徴候がないかどうか注意深く見守りましょう。
何らかの症状に気付いたら、ただちに獣医師の診察を受け、適切な治療を受けてください。
動物原性感染症についてまだ心配なことがあれば、詳細を知ることのできる場所がいくつかあります。
まず出発点になるのはかかりつけの獣医師です。
パンフレットをくれるなどして、あなたを正しい方向に導いてくれるでしょう。
保健所も多くの情報源を提供してくれます。
インターネットも詳しい情報を知るためによく使われる方法です。
ただ、ネット上にあるもののすべてが常に正しいわけではないことを忘れないようにしてくださいね。
疑問のあるときは、専門家の見解を調べ、参考にしてください。



