猫の歯科治療

猫の歯科治療

ペットの飼い主であれば、自分のペットが健康問題を起こしていれば、すぐにわかるでしょう。

しかしそう簡単には見つけられない健康問題の一つが、口腔内の病気です。

猫も人間と同じく、歯に疾患を起こすことがあります。
また年をとるにつれ、多くの猫が何らかの歯周疾患になります。
正確なことを言えるのは獣医師だけですが、猫に歯科疾患が疑われるとき、
目安にできることがいくつかあります。

歯科疾患は他のさまざまな健康問題から生じている場合があり、
決して無視できないと、獣医師はみな口をそろえて言うでしょう。

獣医師の的確な検診を受け、歯科疾患の早期発見に努めましょう。
さらに、ペットの飼い主として、猫の健康な歯ぐきを守るためにできる、
いくつかの方法があります。

猫の歯の先端をシャープに保つためには、いくつかの方法があります。

第1に、病気であるかどうかにかかわらず、
一年に一度は必ず獣医師による健康診断を受けてください。

獣医師は毎年の検査で、歯科疾患を見つけることができるでしょう。

口臭虫歯、欠損歯などをチェックします。
こういったものはみな、より深刻な病気を示唆していることがあります。

猫の健康な歯を守るもう一つの方法は、猫の歯をみがくことです。

猫の歯の健康を保つための専用歯ブラシや歯みがき粉があります。

毎日みがけば理想的ですが、ほとんどの猫は、週に2回で十分でしょう。

多くのペットショップでは、猫用歯ブラシや、
指にかぶせて使うソフトラバーのブラシをおいています。

猫が嫌がるようなら、最初は口のほんの一部だけをみがき、
毎日少しずつ増やしてみてください。

子猫を飼っているなら、歯みがきが習慣になるように、ごく早い時期から始めましょう。

専用の歯みがき粉がいくつも市販されています。
多くの猫に好まれる味で、ブラッシングを楽しみにしてくれるでしょう。

猫の口腔を健康に保つために市販されているものの1つとして、
専用のデンタルリンスがあります。

年配の猫や、すでに歯科疾患のある猫によい方法です。

専用デンタルリンスには、消毒ジェル、リンス剤、フレーバースプレーなどがあります。
これを歯みがきの代わりにすることはお勧めできませんが、
デンタルリンスは虫歯の予防に役立つでしょう。

チューイングは犬のためになるのと同様、猫にも有益です。

咬むことによって歯と歯ぐきに役立つ猫用のチューイング用品がたくさんあります。
魚や家禽の味がついているものもあり、多くの猫を惹きつけます。

これらのデンタルチューズは表面に研磨剤が使用され、
猫の歯にたまる食べ物の残りかすや、歯垢をとるのに役立ちます。

この目的のために猫に鶏の骨を与えるときは最大の注意を払ってください。

鶏の骨は非常に鋭く、またもろいのです。
ほんの小さなかけらでも猫の喉や消化管にささって深刻な問題を引き起こすことがあります。
このため獣医師のほとんどが、鶏や七面鳥の骨を決して猫に与えないよう勧めています。

猫の正しいデンタルケアは非常に重要です。

歯の疾患は、歯周疾患猫の口内炎
不正咬合など
他の健康問題から生じていることがあり、
またこれらの問題を引き起こすことがあります。

歯科疾患の多くは、正しい治療をすれば治癒できます。

歯周病歯垢歯石の蓄積によって起こります。
歯の表面に歯石や歯垢を形成するのは、
細菌と、歯と歯茎の境目や顎骨の周囲ににたまった食べ物の残りかすです。
これが歯肉の炎症や腫れ、出血をもたらします。

他に、歯周病の一般的な徴候として口臭があります。

歯周病は猫の歯科疾患のうちもっとも多いもので、
口腔内の浄化と抗生物質の服用によって治療できます。

病状が深刻な場合には、何本か抜歯が必要になります。

FORLもまた猫によくある歯科疾患で、
人間の虫歯に匹敵します。

病巣は、まず歯のエナメル質に形成されます。

歯垢が蓄積すると、病巣のある歯の周辺組織が炎症を起こします。
炎症が歯髄腔にまで進行することもあり、歯が死んでしまいかねません。

あなたの猫がFORLなら、獣医師は通常、病巣のある歯を抜くよう勧めます。


猫の口内炎は、猫の歯科疾患の中で非常に深刻なものです。

たいていは自己免疫疾患で、すでに、より深刻な健康問題を抱えている猫に、非常によく見られます。

口内炎は、身体が歯の歯垢を拒絶し、アレルギーを持つようになって起こります。

喉にまで広がり、有痛性の赤い病巣になることもあります。
猫が口内炎を起こすと、猫はまったく落ち着きを失い、食事をとらなくなります。
ただちに獣医師のアドバイスを求めるべきです。


もう一つの猫に起こりうる歯科疾患は、不正咬合と呼ばれています。

これは歯が正しく咬み合わさらない状態です。

人間が不正咬合の場合、歯列矯正装置をつければ治療に問題ありません。
しかし猫がこの疾患で重症型だと、摂食困難を生じ、体重が激減します。

現在では技術の進歩とともに、ペットの歯科矯正を専門とする獣医師も登場しています。

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